活動報告

「CAB-Jセミナー2019」開催

2019/10/29

CAB-Jは、10月3日に「CAB-Jセミナー2019」を東京ドームホテルにて開催した。今年は、広告会社や各協会・プレス関係者等、合計432名が参加した。

セミナーに先立ち、鮫島会長代行が挨拶を行い、18年度売上高が発表された。17年度まで6年間連続で200億円以上を達成していたが、18年度は残念ながら前年比95.8%の194億円となったことを発表した。

第一部のセミナーでは、メディアデータ委員会副委員長の長谷川氏から「接触率調査結果の分析による最新メディアデータのご紹介」と題したセミナーを実施。機械式ペイテレビ接触率共同調査(RVCS)の概要、RVCSにおけるCS/BSペイテレビの視聴状況やジャンル別視聴者構成、広告活用について触れた。また、これらの接触率データと各チャンネルの視聴者属性をもとに、広告商品の想定ターゲットにマッチしたCS/BSペイテレビ広告の展開手法なども説明。「ターゲティングできる唯一のテレビ放送」「自由度の高い広告ラインナップ」をはじめ、クリエイティブな広告事例やユニークなクロスメディア展開、そして接触理調査による実測などのメリットを述べた。続いて、メディアデータ委員会の森委員長が、機械式接触率調査の次期調査フレームについて説明を行った。

セミナー後半では、前年から開始した講師に広告主を迎えての講演会を実施した。月刊『宣伝会議』編集長の谷口優氏をモデレーターに、花王(株)の廣澤祐氏、カルビー(株)の松井章氏が登壇。廣瀬氏は花王の「キュレル」、松井氏がカルビー「堅あげポテト」におけるマーケティングについて説明し、各商品の購買層、そこに届けるメッセージ内容や最近のメディアや消費者のトレンドを考慮しての手法などが詳細に語られた。また、CS/BSペイテレビについても触れ、「制作したいコンテンツが作れ、届けられるのは魅力」との発言もあった。

第二部懇親パーティでは、滝山会長が日頃の感謝の意を述べた後、来賓の総務省情報流通行政局 衛星・地域放送課長 吉田恭子氏と、(株)電通 ラジオテレビ局 衛星メディア1部長 衛星メディア総括の小倉荘司氏からご挨拶、(株)博報堂DYメディアパートナーズ テレビタイムビジネス局 局長代理の西村祐一氏から乾杯の発声をいただき、懇親パーティもセミナー同様、盛会の内に幕を閉じた。

鮫島会長代行 長谷川副委員長 森委員長 花王 廣澤氏 カルビー 松井氏

【写真:左から、鮫島会長代行、長谷川副委員長、森委員長、花王 廣澤氏、カルビー 松井氏】

宣伝会議 谷口氏 滝山会長 総務省 吉田氏 電通 小倉氏 博報堂DYメディアパートナーズ 西村氏

【写真:左から、宣伝会議 谷口氏、滝山会長、総務省 吉田氏、電通 小倉氏、博報堂DYメディアパートナーズ 西村氏】

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