活動報告

第24回衛星放送協会倫理委員会・CAB-J共催セミナー

2019/03/26

写真:山口純也氏

24回目となる衛星放送協会倫理委員会・CAB-J共催セミナーが、3月15日(金)に衛星放送協会会議室にて開催されました。今回は倫理委員会 副委員長として、後述の「放送コンテンツ適正取引推進協議会」に参加されている、スカパーJSAT株式会社 放送営業部 業務管理チーム長の山口純也氏に講師をお願いし、『「よくわかる放送コンテンツの適正取引」-番組製作における下請法のポイントを業界及び行政の動向を交えて-』と題して、放送の番組製作における適正な取引の一層の促進をテーマに実施されました。

2003年に下請法が改正されて、放送コンテンツの製作においても、より適正な取引の促進が求められることになり、総務省による「放送コンテンツの製作取引適正化に関するガイドライン」の策定、公正取引委員会による実態調査も行われ、問題点と対応が整理されてきた経緯が説明されました。
その中で、2018年から総務省が開催している「放送コンテンツの適正な制作取引の推進に関する検証・検討会議」の中で、「ガイドラインの見直し」など適正化に向けた措置が検討され、衛星放送協会も参加する「放送コンテンツ適正取引推進協議会」によって「よくわかる 放送コンテンツ適正取引テキスト」が作成されたとのこと。同テキストは、「課題の認識」「法令の基本的な理解」「番組製作場面での法令理解」「法令順守の具体的な対応と仕組みづくり」によって構成されており、それぞれについて、順を追ったポイントの解説を頂きました。
また、各所における適正取引啓蒙活動や、会員社の活動例も紹介され、一層の下請法の理解と、継続した適正取引への取組みにおいて、今後の具体的行動の参考となる講演内容でした。

同テキストは衛星放送協会ホームページ『情報公開』に掲載してありますので、社内でぜひご活用下さい。

■ 講 師:スカパーJSAT株式会社 放送営業部 業務管理チーム長 山口純也氏
■ 開催日:平成31年3月15日(金)14:00~15:00
■ 会 場:衛星放送協会会議室
■ 参加社数:15社24名

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